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看護師の目から見た、有料老人ホームの選び方

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2015.11.27

施設に求めることを明確にすることが大切

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有料老人ホームの看護師という職業柄、「どんな施設がいいのでしょうか」という質問をよく受けますが、これはとても難しい質問です。入居なさる方の人生の履歴・生活習慣、身体の状態、認知の有無、など条件は様々ですし、経済状態も大きな問題です。

そうした中で一番大切なのは「入居後に、どのような余生を送って貰いたいか、それには施設に何を求めるか」という点を明確にすることだと思います。

『施設内の対応』が重要

老人ホーム入居相談の窓口は、街角でもネットでも多々あります。そこで取り寄せられる資料・パンフレットには綺麗な建物、充実した設備、美味しそうな食事、入居者様とスタッフの笑顔のツーショット写真が満載です。眺めていれば、どこも素敵な良い施設のように思えます。しかし、写真通りすべて満足のいく施設は存在するのでしょうか。。

入居金○千万円、豪華な建物と素晴らしい設備を誇り、「お金があったらぜひ入りたい」と思わせる施設でも、そこで働いてみると、介護の質はいまいちと思える施設もあります。一方で、建物や設備は古いけれど、スタッフは一生懸命やっているな、と思える施設もあります。

昨今のニュースで介護施設での虐待の問題が大きく取り上げられ、入居者様・ご家族の方々は大きな不安にかられていらっしゃると思います。そうなると何より、『施設内の対応』が施設選びの重要なポイントになると思います。

体験入居がポイント

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『施設内の対応』を見極めるには、実際に施設に足を運んで施設内の雰囲気を感じてみる、できれば通り一遍の見学ではなく、2、3泊でも体験入居してみて、そこでの生活を実際に体験してみるのがよいと思います。

多くの方々は施設に「親身な介護」を求めていらっしゃると思います。体験入居の間にスタッフの様子を観察したり、話かけてみたりすれば、親身な介護を受けられるかどうかはお分かりになると思います。

この記事を書いた人

石井洋子

石井洋子

看護士 横浜国立大学教育学部卒業。48歳のときに看護学校に入学。50歳を過ぎて正看護士の免許を取得。総合病院にて呼吸器と脳外科の経験を積んだ後、現在は老人ホームで働いている。有料老人ホームの施設長も経験。

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