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介護に備えるお金、いくら見積もっておけばいいの?

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2016.03.25

老後資金を考える上で、考慮しておきたいのが将来の介護に備えるお金です。しかし、どの程度見積もっておけばいいのか、明確な答えを出すことが難しいのも事実です。なぜなら、介護のレベルやどこで誰に介護を受けるかによって、必要な金額が大きく異なるからです。

 

介護経験のある人へのアンケート結果を参考にすると、全体の介護費用の平均は月額7.7万円、一時費用は9.1万円でした(表1)。この結果からも、介護度による差、場所による差が大きいことがわかります。また、介護期間の平均は全体で56.5カ月、施設介護の場合は57.8カ月。単純に月額の介護費用に期間をかけて、一時金も加えると約444万円です。施設に入るケースで見積もると、約643万円にも及びます。

当然ながら、介護が必要になるということは、日常の活動範囲が小さくなり、生活費として見込んでいる費用は少なくて済むでしょうから、介護費用として別に見込むなら、300~500万円程度。一時金の高い民間の有料老人ホームへの入居を想定するなら、さらに上乗せする必要があるでしょう。

誰もが介護が必要になるわけではありませんが、家族の手が借りられない場合はお金を払って介護やサポートを受ける可能性が高くなります。通常の生活費とは別にして、しっかり準備しておきましょう。

この記事を書いた人

田辺南香

田辺南香

ファイナンシャル・プランナー CFPⓇ 上智大学卒業後、情報出版会社を経て、ファイナンシャル・プランナーに転身。心豊かな生活を実現するお金のコンシェルジュとして、アドバイスや情報発信を行う。主な書著「“未来家計簿”で簡単チェック! 40代から間に合うマネープラン」(日本経済新聞出版社)、「隠すだけ!貯金術」「女ひとり人生 お金&暮らしの不安が消える本」(KADOKAWA)。高齢シングル向けの情報サイト「おひとりさまスマイルCafe」を運営。株式会社プラチナ・コンシェルジュ取締役 http://www.pt-con.jp/

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